9月28日号・週間金曜日に以下の記事が掲載されていた。
見出し
クエートで米軍車両に轢かれ重傷
障がい残った元自衛官提訴へ
(要約)
イラク・クエート・インド洋への派遣で自衛隊員に死傷者はいない 日本政府はそう繰り返してきたが、この説明が嘘だったことが発覚した。
事故に逢ったのは2006年7月4日、クエート・アリアルサレム米軍基地でのことだった。米国の独立記念日のことだった。「マラソン大会が開かれて出場したんです。給水場の水を取ってコースに戻った食後、後ろからドスンと衝撃を受けて気絶しました」
 後ろからきた大型バスにはねられたのだ。米軍が契約している軍事会社KBR社のものだった。
 事故後、池田さんは米軍の医務室に運ばれるが飲み薬数錠を与えられただけ。「¥自衛隊や現地でもまともな治療はできなかった。
(略)帰国後も暴力やいじめ、パワハラを受け泣く泣く退職した。公務災害は一部の治療費だけで打ち切り。失業者となった池田さんに米軍側からは見舞いもない。
「20年間つとめた自衛隊に裏切られ、何度も死にたいと思いました。僕みたいに苦しむ退院がこれ以上出てほしくはありません」(9月28日号・金曜日6ページ)
国家賠償で請求訴訟を名古屋地裁に起こす。

米軍への隷属状態がここでも見られる。オスプレイ配備にしても、原子力政策にしても、アメリカ合衆国の世界戦略から逃れられないでいる。尖閣の問題を煽って得をするのはだれか、ということを考えると、煽っている政治家の本性が見えてくる。