ノーモアチェルノブイリ関西の集いに参加

 チェルブイリ事故から24年。その当時、赤ちゃんだった子供の成長を思うと4半世紀という年月が身にしみる。
 原発暴走事故があった被災地では高濃度の放射能に汚染され、汚染された食品を摂らざるを得ないという現実ある。そして、人々の体を蝕んでいるという事実。汚染された大地に育ち、病に苦しみ、たくさんの不安を抱えながら成長していく子供たちがいる。そして、自ら病みながら何もできない老いていく親がいる。
 被災者は経済危機の中で切り捨てられていく。人を殺すための軍備に金を使うことはできても・・・・・(これは日本も同じ、世界中で起こっていること・・)

 チェルノブイリの集いの第一部は「高速増殖炉もんじゅ」について問題について小林圭二さんの講演。この地震国日本に原発が54基。そして、とんでもない高速増殖炉もんじゅ」が動かされようとしている。「もんじゅ」のことはここのサイトに詳しい。5月6日には淀屋橋で抗議行動が行われる。
 絶対に事故は起きないと主張する超楽観主義の原発推進者と金がないのに為政者とマスコミ、そして「コクミン」。禍根を残さないためにも思いを発信していきたい、と改めて思う。

 
コンサートは オクサーナ・ステパニュックさん歌を聞いた。ソプラノ歌手のオクサーナさんは8才の時にウクライナ被爆している。歌声は私に見たことのないウクライナの大地を思い浮かべさせる。
細く透明な歌声が夕暮れの平原に流れる。鳥たちはねぐらへ帰ろうと上空で力強く羽ばたいている。小さい鳥は群れをなし夕暮れの空に影を動かしている。風が時々高い草をおじぎさせ、細い声は風と絡み合いながら、時に力強く天に舞い上がる。ここが汚染された大地だと計測器でないとわからない。
広河隆一さんの写真集「汚染された大地」を思いだした。


当日、オクサーナさんたちの送迎を担当。